ヴェイティトを書いてみました。
夕暮れの海岸で拳と共に本音をぶつけ合い友情を深めあったヴェイグとティトレイ。
ミナールの宿の部屋は、皆が気を使ってくれてか2人部屋にしてくれて、2人は気兼ねなく夜遅くまで色々と語り合った。
幼い頃の生い立ちやどんな風に遊んでいたのか。
境遇の似ている2人には共通する話題も多く、ヴェイグも腹を割ってティトレイと話せた。
以外にもティトレイにもそういうことがあったのか、と改めて感心し強いなとさえ思うようになった。
「おっと、やべえ。もうこんな時間じゃねえか」
部屋に備え付けられていた壁掛け時計の針を見たティトレイが声を上げるとヴェイグも時計へと視線を送って苦笑する。
「ああ、いつの間に・・・・・・・。まだ、話したいことがたくさんあるのにな」
「俺もだぜ?嬉しいけど、そろそろ寝ないと」
「そうだな」
「――――――っ、痛って〜〜〜〜〜〜〜!」
部屋着に着替えようとティトレイは服を脱いでみたが、夕暮れの殴り合いで出来たアザが急に痛み出した。
「大丈夫か?こんなに青くなって・・・・・、悪い。手加減がわからなかった」
「いいって、それだけ本気だったってことだろ?構わねぇよ」
「責任取る。氷で冷やそう」
ティトレイをベッドに座らせると、ヴェイグはフォルスを使って小さな氷を生み出しティトレイの腹に出来た大きなアザの上に氷を滑らせた。
「こーゆーとき、ヴェイグのフォルスって便利だよな。・・・・・って、冷てえ!」
「悪い。でも、我慢してくれ」
「我慢、って言ってもなぁ・・。くぅ〜〜〜〜〜っ!」
腹の上を滑っていく冷たい感覚に、ビクビクしながらティトレイはヴェイグの肩を掴んでグッ、と耐えてみたが、ティトレイの体の変化に気付いたヴェイグは目を瞑っている相手を呼んで、
「ティトレイ、・・・・これ・・・・・・・・」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!?こ、これは生理現象だっ!」
ヴェイグに指摘されて、ようやく本人も気付いた足の間の異変を慌ててティトレイは両手で隠そうとするが、体を急に動かしたことで痛みが走り隠すことすらままならない。
「生理現象って・・・・・威張って言う事じゃないと思う」
「う、うるさいっ!」
痛みゆえに涙目になってたり、恥ずかしくて顔を赤くしているティトレイにクッ、とヴェイグは笑ってズボンの上へと手を伸ばしてみた。
「でも、辛いだろ?」
「っあ!触るなよっ!そんで脱がすなっ!!」
するすると侵入してくるヴェイグの手を制止しようと掴んだが、今一歩力が及ばず握りこまれてしまった。
「嫌か?」
「嫌に決まってるだろうがっ!!」
「でも、どうするんだ?」
「始末するって!!」
「後で、か?」
「そう、あ・と・で!!」
だから、離せと言わんばかりの視線を鋭くヴェイグに向けてみるが、ことごとくそれは振り払われた。
「だったら、今やっても同じだろ?」
「全然ちがーう!!!、っあ、あ・・・・・・っ」
握りこまれたソレを上下に動かされると、ティトレイの息は大声と一緒に弾んで身を捩らせる。
「そんな顔もするんだな。ティトレイのこと、もっと知りたいと思った」
「でも、これは・・・・・・・・・ダメだろぉ・・・・・っ!」
紅潮するティトレイの顔を見て、ヴェイグは面白そうに微笑して小さく呟く。
「いや、・・・意外とカワイイな」
「何がだよっ!・・・・・大きさか!?大きさのことなのかぁ!?」
「さあな」
筋違いの反応をされると、ヴェイグはまた微笑した。
それが余裕のある顔に見えたのか、ヴェイグの手を掴んでいた手をそのままヴェイグの方に向けて、
「俺ばっかこんな格好させんな! お前だって、こんなじゃねえか」
「・・・・・・・・・。」
ヴェイグも指摘されて、気付いたのか恥ずかしそうに頭を抱えた。
「なんなら、どっちが早いか勝負するか?」
「・・・・・・望む所だ」
言いながら2人は向かい合って座った。
――あとがき―――
素敵ヴェイティトサイト様を閲覧して影響され書いてみたもの。
好きだ、ヴェイティト!!!!(笑)
無言で押しまくれ、ヴェイグ!!(ぐぐっ)
やっぱり、BLなCDドラマでよく耳にするのが山○受けです(伏字意味なし;)
檜○さんより想像しやすいのは、そーいう理由 で す か ??
↓下書きのルーズリーフに書かれてカットしたモノ↓
ヴェイグ 「っ!」
ティトレイ 「んんっ」
ヴェイグ 「勝ったな」
ティトレイ 「ウソつけ、俺だろ?」
ヴェイグ 「・・・・・・・もう一度試してみるか?」
ティトレイ 「男の勝負だな」
嫌だ、こんな友情(滝汗)
2005.02.05.
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