Hey-Bee!!

 

 

愛しい君にくちづけを (サレヴェイ)

 

 

 

 

 僕がキミを気になったのは、偶然だった。

 今まで誰かを気になったことはない。気になる必要がない。

 ただ、苦痛に歪むヒトの顔を見れるだけでよかった。

 

 

 それだけで、僕は満足していた。

 だけど、キミは僕に喰いかかった。

 身の程を弁えず、喰いかかってバカにするキミを僕は、とても腹立たしかった。

 こんなに誰かを「死」以外の苦痛を味わわせる方法を四六時中考えているのなんか初めてだ。

 悔しい、という初めての考えを起こさせるキミを簡単に殺してやるもんか。

 

 

 だから僕は、キミの両手を縛り自由を奪った。

 キミの大切にしていた人や仲間から隔離した。

 そして、男のキミを女のように身体を貫いてやった。

 男のくせに同じ男に足を広げられて悦んでいる、その屈辱に喘ぐ口に指を入れてグチャグチャにする。

 「ぅ・・・ぐぅ、っぅ・・・・・・!」

 無防備な首筋に歯を立てる。

 「―――――くっ、」

 「もっと、・・・・・もっと鳴きなよ。僕が悦べるくらいに!」

 これ以上の快楽はいらないとばかりに許しを請うキミの姿は、何より深く快感を得られる。

 

 

 気を失った顔を見て、僕はニヤリと笑う。

 コレは、僕のモノだ。

 

 僕のモノであることが、キミにとってこんなに嫌な事はないだろう。

 ましてや、愛しいと思われていることなど。

 きっとこんな屈辱はない。

 

 

 僕は愛しいキミにくちづけした。

 

 

 

 

――あとがき――

僕は、あんまりタイトルを考えるのは得意じゃないです。

「質より量」を考えてますので、書いているものに凝った名前を付けるのがどうしても苦手。

タイトルはほとんどフィーリング(?)です...

 

でも、やっぱり「無題」よりタイトルがあった方がいいですよね?

頑張ります(笑)

 

2005.02.05.

 

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