Hey-Bee!!

 

<注意!>

    性的表現が多々有りますので、年齢制限をさせていただいてます。一応。

    18歳以上でも責任の取れない方などは、ご遠慮してくださいませ。

    お願いします・・・・・っ!

 

 

 

触手

 

 

 

 

暗い洞窟をただひたすらに1人の剣士が松明を手にして歩いている。

カツカツカツ、と脛を大幅にカバーしているブーツの踵が岩の道にぶつかって音が鳴る。

どこまでも遠く響いている。

「ちくしょう、何処行ったんだよ」

剣士は前後を松明で暗い道を照らしながら周りを確認し、赤い髪をサラリと揺らした。

天井からポタリ、と剣士の額に巻かれているバンダナを濡らしていくとドキっと心臓を高鳴らせた。

剣士は途中ではぐれてしまった仲間を探していた。

だが、どこにもいる様子はない。

人の気配がない洞窟をさらに奥へと進む、イライラが募り駆け足気味に。

カツカツカツカツ……

カツカツカツカツ……

カッ!!

剣士の足がピタリと止まった。

「!!」

何かがいる。

様子からして、あの穏やかに笑っているアイツじゃないのは確かだ。

モンスターかもしれない・・・・・・!

剣士は腰に差していたロングソードの柄に手を掛けた。

危険ならば抜刀せざるをえない。

息を殺して、松明を前に出して道を遠くまで照らした。

「!!?」

モンスターだ!!

・・・・・・だが、見たことも無いその容姿に剣士は抜刀する事を忘れて固まってしまった。

 

例えるならば・・・・・・なんだろう?

岩を柔らかくした黄色い身にブヨブヨとした青い何かがいくつも生えている。

触手・・・とも言えるだろう。

触手は細いものから太いものまで、短いのもあれば異様に長いものもある。

本体と言えるものはズズズ、とゆっくりに歩んでいる。

こちらのほうに!

「しまっ――――――!!」

しまった、と声を上げる事も叶わず、剣士は両足首をその異様に長く太い触手に捕まってしまい、引っ張り込まれ勢い良く後ろに倒れた。

落とした松明は湿った床の上に転がり火が消える。

頭を強く打った剣士は、朦朧とした意識の中で逃げなくちゃ、と判断したが体が思うように動かなかった。

 

 

クチュ、ヌリュ………

ぬめった水と水が擦りあうような音が響く。

(エロい音――――・・・・・・)

ぼんやりと徐々に回復してきた思考で耳に届く音の感想を述べてみた。

あれは、いつだったか・・・・・・アイツが俺をムリヤリに犯した時だ。

未遂だったけど。

そう思い出すと同時に、剣士の下半身が急に疼いた。

「なッ!!!?」

気を失っていたのはそう長くは無いが、モンスターの元に寄せられてその触手が手首足首を拘束し、全身を弄るだけの時間はあったようだ。

周りを見回して判断をしようと思うが、松明の炎は煙と化し光が無い。

闇に慣れてぼんやりと黄色い本体が見えるだけであとは何も解らない。

感じるのは体のあちこちを這いずり回っている触手だけ。

「は、離せ!!」

聞いて分かる相手ではない。

解っていてもそう言わずにはいられなかった。

身体を左右に大きく捩り、前後に身を振って身体に巻きつく触手を振り払おうとするがしつこく離れない。

それどころか、さらにキツく巻きついてきているような気がする。

細い触手が耳の後ろからうなじにかけてそっと撫でた。

「ふ、ぁ・・・・・・ッ」

くすぐったさに、身体を弓形に反らして緊張した。

剣士のそれを見逃さず、モンスターは剣士の口に太い触手を2本、ズブリと入れる。

「ぅ、ぐッ」

口の中に入ってきた異物を噛み切ってやろうと、それに歯を立てた。

立てると、その切り口から強烈な臭いのする汁が溢れてあっという間に剣士の口の中をその液体でいっぱいにした。

(くっせぇ・・・・・・!)

悪臭が鼻からではなく、体の奥底から漂うような気がして、眉間に皺を寄せて液体を全て吐き出した。

その隙間を今度は細いのが口の奥へと入っていき、喉へと先を入れるとチロチロと液を静かに喉の奥へと流し込む。

それも噛み切ってやると、口の中に残った触手が暴れだしそのまま食堂を通り胃の中へと落ちていってしまった。

「がはッ」

変なモノを食べた、と意識するより早く身体に異変をもたらしていた。

熱い。

熱い。

体の奥が熱い。

「はァ、はァ…….

吐息に熱がこもり始めているのに戸惑う。

それを見計ってか、器用に触手は剣士の身に纏う鎧を取り払い、服を破り捨てた。

ビリッと亀裂が走る布地。

ひやり、と肌に直接冷たい外気が触れる。

「はぁ・・・・・っ」

意外と冷たくて熱い触手は傷だらけの剣士の肌に先を這わせた。

5、6本が上半身を始めに弄り始める。

まさか、愛撫をモンスターが知っているとは。

赤く実り始めた乳首を先端でクリクリと弄られてしまうと変な気にならないほうがおかしい。

ましてや、もうおかしいのだ。

何故なのか、ここで剣士が知る由もない。

剣士は自分がおかしいことを素直に認めると脱力した、脱力せざるを得なかった。

与えられる胸元だけでは、今の剣士を満足させる事は出来ない。

下半身へと伸びていく、触手が。

上半身の数はそのままだ。

今まで待機していた触手の全てが下半身へと向かう。

「うああああああああああああああッ!!!」

竿をギュウゥ、と絡みこまれ、亀頭の隙間に細いのが差し込まれている。

同時に尻の穴には先ほど飲ませられた強烈な臭いのする液体を振り掛けて、細いのを1本挿入されている。

そうされてしまうと、さらに剣士は腰を天井へと突き出すがごとくアーチを描いて身を仰け反った。

一際大きい声を上げた事にすら、自ら全く気付かず。

 

 

「ジーク!ジーク!!」

剣士より背が高く、知的そうな眼鏡を掛けた術師の男が辺りを呪文ライト(術者の周りを明るく照らす)で照らしながらいなくなった剣士の名前を呼んで探す。

途中で落石があり、剣士と離れてしまった術師は必死に精霊ウィル・オー・ウィプス(小さな丸い発光体)を送り飛ばして道案内をさせる。

どこが安全の道で、どこに剣士ジークがいるのか。

光の術師ファレスが慎重に道を進んでは、新しい精霊を召喚する。

「ひょっとしたら、もう外に抜け出しているのかもしれませんね」

ここまで見つからないと、そろそろ諦めて外に出たほうがいいかもしれない。

そう考え始めていた矢先に聞き覚えのある声の叫びが遠く微かに・・・はっきりと響いた。

ウィル・オー・ウィプスが激しく反応し、こっちだとフォレスを招く。

「案内するのです!!」

長いマントをバサリと翻すと淡く発光する精霊を走り追いかけていく。

 

 

 

何度、絶頂を迎えたら許してもらえるのだろう?

ジークは身体をビクビクと反応させながら考えた。

その考えほどつまらないほどに。

「あ、ひぃッ」

太い触手が4本も入っていてもう一杯一杯なそこにさらにもう1本侵入しようとしている。

拒む力も、もう無い。

だが受け入れる事なら出来た。

何度もガシガシと揺さぶられ、時には絶頂を迎える事を拒められ焦らされ、犯される。

口の中にも同じように入れられている触手が与える強烈な悪臭も慣れてしまえば心地良い物になる。

「んぅ・・・・・・、ふはっ」

このモンスターは何を目的で犯しているのだろう?

たとえ何かの目的があったとしても、今のジークには抗うことは出来なかった。

 

「ジーク!!?」

「ッ!?」

突如名前を呼ばれると瞬時に理性を取り戻した。

カッカッカッ、とブーツの踵を鳴らして向かう眩しい何か。

暗闇に目が慣れていたジークは光の中にいるファレスがなかなか見れなかったが、確認できると必死にモンスターに抵抗を見せた。

ファレスに見られたくない!!

必死に抵抗をするも、さらに愛撫を激しくされるばかりだ。

「っ、くう・・・ぅ!」

泣きたくなる。

こんな不様な格好を、アイツに見られるなんて。

「ジーク!――――これはっ!?」

目の前で起きている惨事にフォレスは目を丸くしている。

そんなファレスの目を見たくなくてジークは視線を伏せた。

今まで堪えてきた涙が溢れ、頬を濡らした。

「ッ!!」

新たな人間が現れたのに動揺をせず、モンスターはジークの中を激しく犯す。

それに合わせてジークの身体が反応しているのが悔しい。

ある夜、酔った勢いでジークを組み敷いたときは激しく抵抗をさせられたというのに。

「ふぅ、・・・・・・んっ!!」

ビュッ、とジークのペニスから白濁が地面に散った。

地面へと向ければ、たくさんのジークが放ったと思われるあとが転々と黒い岩に散らばっている。

(見るな・・・ッ!!)

ジークは必死にがぶり振って、抵抗を見せた。

 

犯されているジークにばかり目が行ってしまって、肝心のモンスターを分析するのを忘れていた。

このモンスターはある小さなモンスターが異様に巨大化したものだろう。

この手のモンスターの被害者も少なくないが、遭遇するのが珍しいだろう。

巨大化したモンスターは自我を持ち、栄養を取るのが多く美味なものを選ぶという。

コイツは体液まみれにした人間を食すらしい。

そのために、人間を侵すのだろう。

本で何度か目に通した事がある。この手のモンスターの体液は強烈な臭いで精力増進を図るという。

体液の臭いが媚薬なのだ。今、この場に立っているファレスも臭いにやられてしまいそうなのに。

触手が地面に落ちた白濁を掬い、ジークの体に塗りつけた。

まるでバターを塗りつけられたフランスパンだ。

モンスターにとって頃合がいいのだろう。

ファレスは危険だと察知して手をかざしモンスター目掛けて爆発の呪文を唱えようとしたが、範囲内にジークがあって躊躇われた。

「ダメだ・・・このままじゃ・・・」

ハッとして液体が迸っている床を見る。ジークの長剣が転がっているのを見た。

ファレスには重い品物だったが、扱えないわけではない。

剣を手にしたファレスは本体目掛けて刃を振り下ろした。

本体は簡単に裂け、左右に割れた胴体が落ちた。

だが、強烈な悪臭と液体が吐き出され見事ファレスに降りかかった。

「―――――!!」

 

本体が裂けても、繋がっていた触手はいまだジークの体内にある。

さらにいえば、本体が滅した事で触手は自我を失い激しい痙攣に襲われている。

「んぐぅ!!ッ、うあ・・・・・・ッ」

今までは意図的に強弱をつけていたが、激しい痙攣は強さを増してジークを刺激する。

ビクン、ビクンと身体が大きく跳ねる。

「ジーク、大丈夫ですか?」

優しい声がジークの耳をくすぐった。

快感に溺れ、目には熱を持った涙が溢れて視界が定まらない。

「そんな格好をして」

口一杯に押し入っている触手を一握りすると、グッと手前に引っ張って一気に口から排除をする。

デロっとした濃い白の液体が口から溢れて零れる。

強烈な悪臭に顔を歪ますが、ファレスはジークの喉の奥に手を入れて吐き気を起こさせて、液体や胃の中に入っていった触手の破片を全て吐き出させた。

「・・・・・・・・・っは、」

呼吸が楽になると、礼を言おうとファレスを見上げた。

バチーン、と鋭い痛みがジークの頬に衝撃を与えた。

「貴方は私よりもこんなモンスターに腰を振るんですね」

キツイ一言だった。

もちろん、反論を唱えようとしたが問題はファレスの次の行動だった。

「こんなにココを広げられて、私が開発しようとしていたのに」

そこも先ほどの口と同じように一まとめに握られて、一気に引き出される。

「ひっ、ああああああああッ!!」

イイ所に擦れて、ジークは腰を上げて絶頂を迎える。

「こんなに濡れて、なら慣らす必要はありませんね」

「何・・・?」

「貴方は何度もイッているので、いいかもしれませんけど。貴方に翻弄されっぱなしな身にもなってくださいな?」

ニヤリと笑いながらファレスは触手の絡みつくジークの足を大きく持ち上げて、自分のペニスを一気に突き立てて挿入する。

「や・・・、嫌だ!!!!」

首をがぶり振って抵抗を見せるが、力が入らない。

強い、そう感じてしまうほどだ。

熱い何かにジークは目を見開いて仰け反る。

口から洩れる叫び声は、声にならず。

ファレスに絡みついた無数の襞はキュウ、と力が入り絞り込む。

「――――――ッ!」

「イイ・・・・・・、イイよぉ、ファ・・・レスぅ!」

もっと奥だとさえ、ジークは腰を摺り寄せてねだる始末になっている。

「私で満足できますか?」

はぁ、と熱っぽい息を荒げてファレスはジークの唇に食いついた。

口内にはモンスターの液体の残りが張り付いていて、ファレスに媚薬の効果が増した。

「んんッ」

バシャン、とジークが求める箇所にファレスは射精し振りかけたが。

「まだ、物足りませんか?」

いまだ精力の衰えないジークの亀頭を指で弾く。

「仕方ないですね、じゃぁもう一度味わってみましょうね」

モンスター本体とくっ付いている触手の一本を鷲掴みにしてナイフで切り落とし、痙攣し激しく動く触手をジークの中に埋め、それと一緒に今度は騎乗位で突き上げた。

「ふああああああああッ!!」

 

甲高い声が洞窟の奥まで響き渡る。

・・・・・・まだまだ、快楽の時は終わりそうに無い。

 

 

 

――あとがき――

何のこっちゃぁぁぁぁ(頭抱え)

エロを書くとどうしても罪悪感に苛まれてしまいます・・・。

恥ずかしい・・・・。

 

これも、以前の裏ページから引っ張りだしてきたもの。

 

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