< 注意! >
以下はノーマルカプですが、性的描写があります....
年齢制限をつけるのならば、15歳くらいですか??
汐羅のへちょい文章に制限を掛けるのも恐れ多いので、自己責任で見てください。。
ティトヒル
一体、これはどういう状況なのだろう?
ティトレイは無い頭を必死に使って答えを探そうとした。
けれど、やっぱり無理だった。
「ヒヒヒヒヒヒヒルダさんっっ!!?」
「何?」
「どどどどどどどどっ、どうして上に乗ってるんでしょーかっ?!!」
「さあ、どうしてかしら?」
不敵に笑むヒルダにベッドの上に押し倒されているティトレイには、やはり何をどう考えてもこの状況は把握できない。
そもそも、何でこうなったのか。
それすらも、今は考える事が出来ない。
今言えるのは、宿屋でベッドの上でティトレイはヒルダに押し倒されている・・・ということだけ。
「た、確か今日は、俺はマオと同室だった・・・・・ハズ、なんですけど・・・」
「そうね。でも、私が替わってって言ったらすぐに替わってくれたけど」
上に見るヒルダの顔はとっても楽しそうに笑みを浮かべているが、ティトレイとしては何を考えているのか解らない。
怖い・・・・・とさえ、感じてしまっている。
「ヒルダさん、もしかして酔ってる?」
「馬鹿言わないで。火酒一杯しか飲んでないわ」
「結局飲んでるじゃねぇかーっ」
見上げるヒルダの顔は怖くて、視線をサッと落とした。
落として、見つけたものがあった。
それは、普段なら隠れているヒルダの足だ。
どうやらズボン(?)を脱いでいるようで、深めのスリットから覗くのは白くほっそりとした足、太腿。
脚線美。
「あ、あ、あ、脚!!!見えて――――!!!?」
「そうね、見えてるわね」
「何で、見えてんだよっ!」
「当たり前でしょ?見せてるんだから」
ヒルダはごく当たり前と言うかのように、いや当たり前であるらしい。
どうやら、ココでオカシイのはティトレイ自身のような気もしてきた。
「何なんだよ、さっきから!女なんだから、隠しとけ―――――――」
ティトレイのお説教は、ヒルダの唇で塞がれた。
長いヒルダの黒髪がティトレイの顔に落ち、頬を擽った。
「んんんんんっ!!?」
なんでやねんっ!!とツッコミを入れる手はヒルダの肩を掴み、人の口を塞ぐヒルダをグイと離して、自分も何とか体を起こした。
ヒルダは乱れた髪を掻き揚げて、ニッと笑み浮かべた。
「ひ、ヒルダ??」
「当たり前でしょ、誘っているんだから」
「へ?」
「それとも、私の誘いに答えられないと言うの?だったら―――――」
ヒルダは言葉を曖昧に残して、自分の服の脇を止めているリボンを解きにかかった。
複数あるリボンのうち、上の2つを解くときには、ティトレイには理解ができたようだ。
そう、誘いに乗らないのだったら―――。
「私が襲うしかないようね」
「ぅわわわわわ!!」
目の前で服を脱ぎ始めているヒルダの手をティトレイはガシッと掴んだ。
「・・・・・・・・っ!」
「乗る気になった?」
「おおおおおお、お姉様――――――っ!!!!」
今まで押し倒されていた相手を、今度はティトレイが逆転しベッドに押さえつけた。
「――――――――っ、痛」
「悪い、大丈夫か?」
ティトレイの指がヒルダの中に入ると、ヒルダは眉を顰めてそう小さく言葉にした。
痛い、と聞けばティトレイは手を止めてヒルダを心配そうに気遣った。
だがヒルダはキッ、とティトレイを睨んだ。
「・・・・・・・いいから、続けなさいよ」
「で、でもよ」
「アンタね、いつも突っ走ってばっかなのに、こういうときに心配するの?」
「いや、ここはお互いの気持ちが――――――」
ごたくを並べるティトレイにヒルダは溜め息を吐いた。
「だったら、私がいいって言ってるんだから続けなさいよ・・・・・・・続けてよ、気が変わらないうちに」
しっとりと汗ばんだティトレイの腕を掴み、ヒルダは願った。
「ヒルダ?」
「お願い、続けて・・・・・・・」
ティトレイの腕から肩に手をかけて、首に両腕を回すとヒルダはティトレイの胸に顔を埋めた。
漢・ティトレイ、ここでやらなきゃ誰がやる?
天からそんな声も聞こえたような聞こえなかったような。
こんなに頼むヒルダも珍しく、ティトレイはヒルダに従うことにした。
ティトレイはヒルダに猛った自分のを押し当てて、腰を進めた。
「んっ!」
引き裂かれるような痛みが、ヒルダの全身に響き渡った。
脳内が痛みで一杯になり思考を停止させる、痛みだけが頭にしかない。
「ヒルダっ!」
「・・・・・・・・・ぁあ、っん・・・・・ティト、レ・・・イっ」
身体を貫く、ティトレイの頬にヒルダは手を這わせ唇に自分の唇を合わせた。
互いの舌を絡めとりながら、深く深く行為を重ねる。
「ヒルダ、もうヤバ・・・・い・・・っ!」
「っ、・・・・ああぁっ!」
痛みが麻痺して、感じるのは相手の放つ熱ばかり。
首に回している手の力を強め、ヒルダは震える身体をギュッと押し付けた。
白いシーツに飛び散る赤。
それを見つけたティトレイはギョッと目を剥いた。
「ヒルダ、コレ!!」
血だ、と認識してティトレイは騒ぐぎ立てて、シャワーを浴び戻ってきたヒルダに問い掛けた。
「そう、初めてよ」
ヒルダが、初めてだとは思っていなかった。
けれど、あの時に見た痛がった様子に道理がいった。
「初めて・・・・・・だったのか・・・・・」
「そう珍しいモンじゃないでしょう?私が初めてだったなんて」
「いや、・・・・・・・・・だって、そりゃ――――」
何と声をかけていいものやら、頭を抱えるティトレイにヒルダはそのベッドの上に腰掛けた。
「考えてもみなさいよ。私はハーフよ?この角、耳、尻尾・・・・・・そんなのを見たら、誰だって逃げ出すじゃない」
ヒルダは笑いながら耳を動かし、尻尾も軽く左右に揺らして見せた。
案の定、ティトレイは声を上げた。
「そんなの、そんなの関係ないじゃないか!俺は少なくともそんな見方をしない!」
「そう、だからアンタが初めてなんじゃない」
フフフ、と笑いながら濡れた髪をバスタオルで乾かした。
「ぁ・・・・・、本当に俺が? ユージーンとかマオとかヴェイグも同じ―――」
「ユージーンやマオは年齢的に無理。ヴェイグにはクレアがいるでしょ?」
「あ、そっか。って残り物が俺だったって事か!?」
「馬鹿。アンタのそうやって馬鹿で正直でまっすぐなところに、私が惚れてるから、よ。」
ヒルダに指差されて、そう言われればティトレイはカァ、と顔を真っ赤にした。
ティトレイのその顔を眺めて、ヒルダはとても可笑しそうに笑い逆に訊ねた。
「アンタはどうなのよ?」
「俺は、もちろん―――――――」
笑顔で答えるティトレイは、全く自覚なしに聖獣イーフォンの言葉を実現に向けていた。
理想を語るなかれ、その身を持って理想となれ。
――あとがき――
最後のイーフォンの言葉はほぼ、ウロ覚え。
んでも、10時間前に2週目プレイ中にそのシーンを見ていたんですけどね。。
ティトヒル・・・・もとい、ヒルティト(笑)
書いてて本当に楽しかった。ティトレイもヒルダも動く動く。
動きまわって、どうやって文字にしようか悩むくらいでした。。
それくらい、妄想が進んだ作品。
喘ぎが足らんですか?
正直、僕の場合は男も女も必要以上に喘ぐと興醒めしてしまうので、
控えめ〜〜〜くらいにしています。
・・・・・・・・・・・。
嘘です。
喘ぎを書く勇気が無いのです(T_T)
「あぁんvいやぁんvだめェ」なんて恥ずかしくて書けません。
っつーか、僕がんなこと書けるかっ!!!!
しかし、興醒めは確かなんですよね、たくさん喘がれると(笑)
やっぱり、羞恥心っぽいので、声を出すのも我慢している「・・・あっ」ってのが好き!!
キモイ話スミマセンでした(土下座)
2005.02.19.
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