ティトレイ&ヒルダ 下書きだけどUP(ぇ)
『さぁ、ヒルダ。フォルスを』
「わかったわ」
ハーフを嫌っていた自分と戦ったヒルダは自分のフォルスキューブを出して、光の聖獣から光のフォルスを受け取った。
力は体の中心から溢れ出てきて、上手く扱わないと呑まれていきそうだった。
例えるなら、風船。ヒルダが風船で力が送りこまれる空気。空気は多すぎると風船を割ってしまう恐れがある。
「やったじゃねぇか、ヒルダ!」
「ええ」
「これからのヒトの希望だってよ!」
聖獣がヒルダに残した言葉を誰より喜んでいたのは当の本人ではなく、ティトレイだった。
「まったく、私の試練だってのに。何でアンタが一番よろこんでんのよ」
「だってさ、これでヒューマやガジュマが仲良くなったら―――」
「・・・・・・ならないわよ」
ふぅ、とヒルダは溜め息を吐きながら答えた。
「何でそう言うこというんだよ!」
「だってそうじゃない。 私をハーフだと恐れるヒトがいる。簡単に仲良くなれっこないわ」
黒くウェーブした髪をさらりと掻き揚げて言うヒルダにティトレイはムッとした顔で反論する。
「慣れるさ!俺たちは同じ人なんだ。 クレアも言ってたろ、美味しいものを食べて美味しいって感じるのはヒトだから、種族なんて関係ないって」
「・・・・・・・・・みんながみんな、アンタたちと同じだと思わないでよ。 でも、まぁ・・・そういう考えを持っていれば、何か変わるかもしれない。そういうの大切かもね」
「へへッ、だろー?」
ティトレイはヒルダに認められると嬉しそうにニィ、とはにかんで笑った。
「でも、私。いけない事しちゃったな・・・・・・」
「何がだよ」
「角を折っちゃったコト。お父さんとお母さんに愛された証」
「ああ、せっかく黒い髪に赤の色が映えていて綺麗だったのになぁ」
「―――――・・・・・・・!! アンタ、それ本心?」
「当ったり前だろ、俺が嘘を吐くと思ってるのかね!!」
「騙される事はあっても、騙そうとは考えないわね・・・・・・」
「褒めてんのかー、ソレ」
「一応ね」
「でもさ、何で角まで折っちゃうかなぁ?今まで通り大きな帽子で隠しときゃ何とかなったんじゃないの?」
「失恋したのよ」
「うぇ!?」
「迷惑だって」
「そ、それはなんだか、マズイことを聞いちゃったーのかもー」
「かなりマズイわね」
「ひぃー!! ご、ごめんな、ヒルダ・・・・・・?」
「許してあげない―――、なーんてね」
「・・・・・・? か、変わったなヒルダ」
「そ?」
――あとがき――
ノーマルで一番好きなカプです!
ティトヒル大好きー!!
下書きもいい所ですね・・・(笑)
これ以上いじっちゃうと、変になりそうだったので、このままUPしました。
大抵、会話をダーッと書いて下書きを作るか、初っ端から描写入りで書いていくかのどちらかで作ってます。
妄想が頭の中でありますので、それを文章にするのは難しいです。
頭の中で「デスティニー2」みたいに子供を主人公とした話が進行中です。
主人公はティトレイとヒルダの子、ヒューマとガジュマのクォーターの少年で、
ペトナジャンカに両親と住んでるんだけど、ある日ヒルダが「旅に出るわ」とかいう置手紙を残して行方知れずになって、
息子が「お母さんを探しに行こう!」とせがむものだから、ティトレイ父さん張り切ってヒルダ母さんを探しにいく旅でス。
仲間になるのは、マオとヴェイグとヴェイグの娘、かな?
マオは創られた者だから外見年齢は変わってなくって、「ティトレイのおじさーん」とか言ってからかったり。
ヴェイグの娘は剣使いだと面白い(笑)
ちなみにティトレイの息子は11歳でヴェイグの娘は9歳くらい。
ちっちゃいから、親子同伴な旅です(笑)
書いてみようかなーっと考えつつ、今回はこの辺で。
2005.01.22.
■ BACK ■